もうひとりのわたし

黒い感情の吐き出しです

引っかかり、、

夫が話す自分を卑下するような言い方に、、なんとなく、、違和感があった






「僕はいずれ捨てられる」

「ママは子供達が大きくなったらこの家を出て行くんだろうね」

「ママは子供達のことは心配だけど僕のことはどうでもいいと、、」

「僕のことは眼中にない」


「僕はもう ママとセックスすることはないのかもしれないね

僕はママが嫌がっているのに無理矢理するつもりはないんだよ」



「ママはパパに触られたくないよね

近くにいるのも ほんとは嫌なのかな」




「僕だけが我慢しているのではないね

ママも我慢しているのかな

ママには好きな人がいるんだものね」








私が泣きながら夫とセックスしたのを最後に 夫は私の布団に入ってくることがなくなった

触ることもキスもしなくなった


私が男性として見れないと言ったことが じわじわ効いて ようやく諦めた?

私のブログを見つけて 未だに彼にメールをしたり 彼を想っていることを知ってしまったから?

私に傷付けられて 自信喪失して?





私は、、夫ではない好きな人がいる

こんな状況になってもその人への想いを断ち切れずにいる

それは夫に知られてしまっている

でも 夫を捨てるとか 離婚したいとか

そんなこと、、私は決して口外しない

腹の底では考えていでも、、



この引っかかり、、

夫からの告白を聞いた今ならば合点がいく

上辺だけは一件落着、、

負け戦から逃げ出してしまった私、、

ゴールデンウィークを目前に控え 子供達が楽しみにしている家族旅行も予定していた

問題を長引かせるわけにはいかない


話し合いの続きは再び夜に行われた

それは前日の「戦」からは 拍子抜けするように穏やかなものだった

夫の声は一見柔らかなような 諦めのような 覇気のない感じに思えた

「ママ 昨日は責めすぎたかな。ごめんなさい。

毎月こんな話を続けているね。同じ話を繰り返している。あれから4カ月か。僕はもう疲れてしまった、、

ママのことを信じたいと思うのに どんなこともすぐに疑いの目で見てしまうよ。

携帯を触っているのを見ると 未だに心が凍りつきそうになるし 僕のことをもう好きではないのかと思うと悲しいし、、

僕は 我慢していくしかないのかね。

ママはどうしたいの? ママは子供達が大きくなったら この家を出て行こうと思っているの?」



私は何度でも謝る

私の取った行動で 夫を傷付けてしまったのは事実だから

そして何度でも話す

夫と子供達とこれから先も一緒にいたいし 家庭を捨てて好きなように生きる人生は望んでいないということを


それでも彼のことを想い続けている、、それは言えないし言うつもりもなく 悟られないように私はこれからもずっと仮面を被り続ける




「どの子供達にとってもママが必要だよ。ママがいなくなると子供達が悲しむ。ママは子供達のことばかりで僕のことは眼中にないのかもしれないけれど僕もママがいなくなると悲しい、、」


私はパパと一緒に子供達を責任を持って育てていきたいと思っているよ


「はい。ではこれからもママと協力して子供達を育てていきましょう。ありがとう。お願いします。

その先は、、それから後のことは 、、またその時に考えたらいいのだろうね。いずれ僕は捨てられるのかもしれないね。そのときはなるべく早く教えてください、、」


そんなことをするつもりはないから パパが元気でいてくれないと子供達が心配するからね



夫との話し合いの結末は、、これまで何度か繰り返してきたように今回も


一件落着、、


のように見える、、

上辺だけは、、


お互いに 触れたくない部分には蓋をして、、




その時の私には夫がなぜそんなふうに捨てられるとか私が出て行くなど囚われた思い込みのような言い方をするのか分かっていなかった


私はそんなことはひと言も言っていないのに、、

逃げ出してしまった、、

夫は私にソファに座るよう促して、、

これまでの質問に何も答えられない私を見て ため息のような息をついて話を続けた



「〇〇さん、今すぐ この場で 僕に携帯電話を見せることはできますか?

ラインもメールも疚しいことがなければ僕に提示できるはずです。

どうですか?見せられますか?」



疚しいことがある、ないに関わらず、私の携帯をここで見せるのは嫌です

夫婦でも できないことがある だから見せたくないです



「やっぱり。やっぱりあなたには僕に隠さないといけないことがあるから携帯を見せられないのですね。

僕のを見ますか?僕は何一つ疚しいことはないし、〇〇さんに全部みせたっていい。どうぞ。今すぐ見て下さい。」



いいえ、、見たくありません、、



夫は私に自分の携帯やiPadのメールのページを開いて見せようとしたが私は目を背けた





「それで そうして僕に隠し事をして 嘘を重ねてこの先〇〇さんはどうしたいのですか?

僕が話したことを どう思いますか?」




私は夫に何度も言ってきたことを繰り返し伝えることしかできない

夫とこれまで通り夫婦を続けて 夫を支え続けていきたいことと 彼とのことはもう終わっていることと


そして今回は


彼とのことを終わりにしたいという気持ちがあるのに なかなか受け入れられず 夫を不安な気持ちにさせてしまい申し訳ない と付け加えた

そうでも言わないと この負け戦は 延々と終わりなく責め続けられるような気がした

ブログを見られているのだから、、

私が彼にメールしてしまったことは知られているのだから、、



そこまで話して、、

私には限界だった



息苦しさと吐き気で気分が悪くなって 話し合いを中断してほしいとお願いした

ベッドに移動して横になったが吐き気が止まらず トイレで しばらくの間うずくまっていた

こんな状況でも 私の目から涙は出ない、、

ただ、、針の筵のような状況から逃げることしか考えていなかったのかもしれない

欲張りで強情な私は どこへ向かっているのか

結果的に 話し合いを中断して逃げ出してしまった

どこにも逃げられないのに、、